健診時の耐糖能異常判定における随時血糖とHbA1c測定の比較.
第38回全国大学保健管理研究集会、神戸
申偉秀、田口理恵、板垣早苗、井口涼子、渡邊朋子、村田逸美、鈴木順一、佐々木司、上原譽志夫、豊岡照彦(内容)職員健診における血糖検査には多くの問題がある。随時血糖の境界域では擬陽性が多く、午前午後に亘って健診を行った場合、空腹時の採血が可能であったのは40%未満であった。HbA1cは耐糖能の指標として信頼性が高く、糖負荷試験を受ける擬陽性者を削減させられる為、負荷試験のコスト、受検者の負担を考え合わせると、糖尿病スクリーニング指標として考慮すべきと考えられた。(分担)健診の実施、データ収集。