袴田理恵、織田正昭、河野祐子、日暮眞
(内容)近年の大都市圏での高層住宅居住の急速な増加が、母子の健康にどのような影響を及ぼすか、東京都と兵庫県の2つの高層集合住宅において調査研究を行った。その結果、兵庫県の高層住宅では、エレベーターが5階おきに停止することから、居住階の高低よりも、エレベーターの利用しやすさが母子の外出頻度に影響を与え、子どもの自立度に影響を与えていることが明らかになった。また、いずれの地域においても、エレベーターの構造、公園の構造などが犯罪誘発の可能性を持ち、母子の活動に影響を与えていた。
(分担)調査の実施、抄録作成、発表。