袴田理恵、織田正昭、日暮眞
(内容)免疫不全状態にある、ダウン症児をはじめとする先天性異常を有する児に対するワクチン接種の効果及び副反応について検討するための基礎的実験研究。免疫抑制剤FK506およびCsAを用いて、T細胞の活性化を抑制した際の、DPT三種混合ワクチン成分FHA及びPTに対する抗体産生反応ならびにT細胞分画への影響について解析した。結果、免疫抑制剤投与は抗FHA抗体産生を顕著に抑制したが、抗PT抗体産生抑制効果は低いことを示した。
(分担)実験の実施、データ解析、抄録作成、発表。