【研究報告書】マウス行動モデルによる脳形成障害児の行動異常の解析法の研究
厚生省精神神経疾患研究「脳形成障害の成因と予防に関する研究」班報告書
日暮眞、織田正昭、袴田理恵(内容)脳形成障害児にしばしば認められる行動異常を解析すべく、マウスを用いて、その行動のビデオ画像をパソコンで分析する数理行動解析装置(システム)を作成した。これと神経病理学的所見と合せて検討する事により、脳形成障害の成因と治療の方向を検討することが可能であると思われ、現在百日咳毒素投与により作成した百日咳脳症モデルマウスを用いて行動解析を行っている。本装置はダウン症候群など脳形成障害児の行動分析についても応用が可能と考えられた。(分担)マウス行動実験の実施。