Chie Kawahara, Rie Hakamada-Taguchi, Junko Souma, Kiyomi Suzuki, Yoshitaka Kobori, Etsuko Tadaka
(内容)30歳代生活習慣病予防健診受診者18名を対象に、in-depthインタビューを行った。インタビューと分析の枠組みにはhealth belief modelを用い、健診受診による利益と障害要因、健診受診のきっかけ、並びに健診のとらえ方について報告した。対象者は自分の全身状態への興味関心から健診を受診しており、一方障害要因の根底には、健康意識の欠落が存在することが示された。このため、健診受診を促進するためには、自身の健康への興味の育成が必要であり、これにはより若い時期からの介入が必要と考えられた。また、健診受診の直接のきっかけは個人宛て通知であったが、間接のきっかけは、日頃の周りの人からの働きかけや影響であり、人とのつながりの重要性が示された。
(分担)インタビュー実施、データ分析、抄録作成