吉田幸平、田口(袴田)理恵、鈴木清美、相馬純子、河原智江、田高悦子、小堀悦孝
(内容)特定健診において、若い世代の受診率低迷が報告されているが、生活習慣病予防には早期介入が重要であると考えられる。このため、特定健診の結果から性別・年代別ごとの生活習慣病に関わる生理的指標を分析し、介入の必要な時期について検討した。結果、男性では40歳代ですでに最大体重に達しており、脂質代謝も悪化していることから、40歳代もしくはそれ以前の予防介入が必要であると考えられた。体重は60歳代で一旦減少するが、糖代謝、血圧値の改善には繋がらないことも示された。女性に関しては、50~60歳代で男性と同等の検査値の悪化をみせることから、やはり40歳代からの予防介入が重要であると考えられた。
(分担)データ解析、抄録作成、発表指導。