寺島奈美、田口(袴田)理恵、臺有桂、河原智江、田高悦子
(内容)行政保健師の分散配置が進み、現場での実践指導が受けにくくなる一方、保健師活動の基盤となる保健指導技術の体系化は進んでおらず、熟練保健師の保健指導技術の言語化は急務となっている。育児電話相談は、住民のニーズが高く、不安解消、虐待防止等の効果が期待されているが、非対面式の保健指導であるため、求められる技術水準も極めて高い。本研究では熟練保健師にインタビューを行い、質的機能的に分析を行った。その結果、電話相談技術の枠組みとして8の大カテゴリーが抽出され、今後、本枠組みの新人保健師研修等への活用が期待された。
(分担)対象者リクルート、一部のデータ解析、抄録作成・発表指導