田口(袴田)理恵、板倉由加吏
(内容)近年職域においても、糖尿病療養を行いながら就業する労働者が増加している。産業看護師が、適切な支援を行うため、就業している2型糖尿病患者にインタビューを行い、仕事と治療への姿勢を質的に分析した。結果、仕事への姿勢、糖尿病治療に対する姿勢として、それぞれ3カテゴリーが抽出された。また、仕事と治療の関係では、【仕事は治療の妨げになる】、【仕事は治療の促進因子になる】、【職場仲間と分かち合える】が抽出された。以上から、産業看護職は、対象者自身への支援に加え、事業場全体に対する啓発活動を行うことが重要であると考えられた。
(分担)対象者のリクルート、データ解析の一部、抄録作成指導、発表。