田口(袴田)理恵、上原譽志夫
(内容)高血圧遺伝素因の強い若年者で認められる網膜循環血行動態の血管障害性の変化を惹起する機序として、交感神経活性の亢進が考えられることから、本研究では、高血圧遺伝素因と交感神経活性亢進の関連性を解析するための基礎的研究として、若年者における24時間血圧と交感神経活性の関連性について検討した。その結果、昼夜の交感神経/副交感神経活性変化の大きさと昼夜間血圧比の間に関連性が認められ、昼間の交感神経活性が高い者では24時間血圧が高くなることが示唆された。
(分担)対象者のリクルート、データ収集、データ解析、抄録作成、発表。