医療系学生における小児感染症抗体保有状況、
第26回日本看護科学学会学術集会、神戸第26回日本看護科学学会学術集会講演集p285
(内容)近年小児期感染症に対する成人の抗体保有率低下が問題となっているが、大学生世代に関する詳細な報告はない。我々は、臨床実習前の医療系学生に対する小児期感染症(麻疹、風疹、水痘、ムウプス)の予防対策の必要性について検討するため、医療系大学生の小児期感染症に対する免疫獲得状況について調査を行った。結果、ムンプスに対する抗体保有率が最も低く2割の者は免疫を持たず、全体で4割以上の者はいずれからの感染症に対する充分な免疫を有さず、実習前のワクチン接種の必要性が強く示唆された。