田口(袴田)理恵、鈴木清美、吉田幸平、相馬純子、齋藤義信、河原智江、田高悦子、小堀悦孝
(内容)生活習慣病有所見率と居住地域の関連性における性差の有無について検討するため、A市特定健康診査における生活習慣病の有所見率と居住地区との関連性について、年代別男女別に分析した。結果、多くの項目の有所見率について、女性において居住地区との強い関連性が認められ、その地域性に明らかな性差が存在することが示された。このため、女性は男性に比して、居住地域の環境や文化に強く影響を受け、これが生活習慣病発症に関連している可能性が示唆され、女性においてはより一層地域性に配慮した保健活動の必要性が示された。
(分担)データ解析、論文執筆