Eriko Miyazaki, Etsuko Tadaka, Yuka Dai, Rie Taguchi, Chie kawahara
(内容)医療機関退院1年後における医療ニーズを有する在宅療養者の不安及び関連要因を把握するため、居宅介護支援事業所4カ所の登録利用者94名を対象とし、無記名式質問紙調査を実施した。在宅療養の不安の程度により3群に分け解析したところ、基本属性の要因を調整しても不安の高い群では他の群に比して有意に自覚症状があり、自覚症状による日常生活影響があり、在宅サービス満足度が低く、介護者の主観的健康度が低いことが示された。患者の退院後1年以内にそのニーズを明確にし、ニーズに沿った在宅ケア体制の基盤を地域ケアシステムにおける地域保健医療福祉の協働体制で整備する必要性が示された。
(分担)研究計画・データ解析・論文作成指導