池畑 智絵、田口(袴田)理恵、河原 智江、臺 有桂、田髙 悦子
(内容)健康長寿を目指す健康づくりにおいて、女性の運動習慣保有者の低迷は大きな課題となっている。壮年期は運動習慣獲得において重要な時期であることが報告されていることから、保健所で実施する運動教室参加者と非参加者の特性について分析を行った。結果、非参加者は参加者に比べ、経済状況が厳しく、健康に関する興味関心が薄く、介護や仕事といった社会的役割が多いことが示された。また、参加者は学齢期のスポーツ経験が少なく、本教室を運動習慣形成のきっかけとして利用していた。非参加者を運動教室参加に結びつけるためには、健康に関する興味関心の惹起と、各々の社会的役割に関連した場の活用が有効であることが示唆された。
(分担)フィールド調整、調査指導、データ解析指導、論文作成指導