越智若菜、田高悦子、臺有桂、河原智江、田口理恵、糸井和佳
(内容)介護を理由に離職した労働者人口は急増しており、超高齢化の進展とともに地域における重要な課題となっている。このため、中年期の家族介護者における仕事と介護の両立に関する課題を明らかにすることを目的とし、訪問看護ステーション(居宅介護支援事業所兼)に所属する、本研究課題に熟練した訪問看護師を対象とし、半構成的面接を行い、質的帰納的に分析した。結果、中年期家族介護者の介護と仕事の両立については、両立の弱みとなるカテゴリが8つ、強みとなるカテゴリが4つ抽出され、今後の地域における中年期の就労する家族介護者への支援の在り方に示唆を与えた。
(分担)研究計画・データ解析・論文作成指導