寺島奈美、田口(袴田)理恵、河原智江、臺有桂、田高悦子
(内容)近年、とりわけ都市部では、人間関係の希薄化により、育児世代の孤立が問題となっている。地域保健では様々な育児支援を行っているが、中でも電話相談の需要は高いが、非対面の保健指導であることから、その対応には熟練した技術が必要となる。本研究では、経験豊富な保健師が育児電話相談において実践している保健指導技術を明らかにするため、質的研究を行った。その結果、3つのコアカテゴリーが抽出されたが、中でも『支援の入り口となる』姿勢の習得は、保健指導技術の向上に関連することが示唆され、学生や新人保健師への保健指導技術教育への応用が期待された。
(分担)対象者リクルート、データ解析、論文指導。