臺有桂、西村多寿子、国井由生子、河原智江、田口(袴田)理恵、田中奈津子、田高悦子
(内容)講義・演習等での実践力育成が困難とされている健康危機管理に対して、ゲーミング・シュミレーションを取り入れた演習を行い、ワークシートと自記式質問紙の記述を分析したところ、学生は、健康危機下では、国民の生命・生活を守ること、感染者の権利擁護、社会的不安の防止、感染や被害の拡大防止に着眼し、科学的根拠、専門性、行政の役割を踏まえて対応を判断すべきであることを体験的に学んでいた。ゲーミング・シミュレーションは健康危機管理のような講義や通常の実習だけでは学びにくい内容を習得するのに有用な手法であることが示唆された。
(分担)介入調査実施、データ解析。