田口(袴田)理恵、田高悦子
(内容)これまで高血圧家族歴は、若年期における高血圧予防介入のハイリスク指標となりうる可能性について報告してきたが、近年血圧の評価は随時血圧より24時間自由行動下血圧が好ましいことが指摘されているため、健常大学生を対象として高血圧家族歴と24時間血圧の関係について検討した。また、家族歴と血圧上昇を結ぶ機序として、交感神経活性の関与についても検討した。結果、高血圧家族歴は24時間自由行動下血圧の上昇と関連していることが示されたが、交感神経活性との関連は明らかではなく、BMI上昇の関与が示唆された。
(分担)全ての調査、データ解析、論文執筆。