Negoro H, Shin WS, Hakamada-Taguchi R, Eguchi N, Urade Y, Goto A, Toyo-Oka T, Fujita T, Omata M, Uehara Y.
(内容)L-プロスタグランジン(PG)D2合成酵素は動脈硬化巣で発現し、血管保護的に働くことが知られている。一方、VCAM-1は血管内皮細胞に発現し、マクロファージなどの炎症細胞の血管壁への接着を促進し、血管障害に関与する接着因子である。そこで、L-PGDSの血管保護作用がVCAM-1発現抑制を介するか否か検討した。L-PGDS遺伝子を血管内皮細胞に導入したところ、内皮細胞でVCAM-1mRNAの発現並びにVCAM-1の産生が抑制されることが示された。
(分担)論文作成指導。