Tsuchida T, Eguchi N, Eguchi Y, Numabe A, Nakajima H, Oda H, Seiki K, Hakamada-Taguchi R, Urade Y, Uehara Y
(内容)治療技術が進歩した現在においても、腎障害から人工透析導入となる患者数は年々増加の一途をたどっている。腎障害の進展抑制には早期発見が最重要ポイントとなる。このため尿中L-PGDS濃度の上昇が早期腎障害の新たな鋭敏な指標となるか否か検討した。結果、腎障害モデルマウスにおいて尿中L-PGDSの上昇は腎障害に伴いアルブミン尿に先行して認められ、血清クレアチニン値とよく相関することが明らかになり、早期腎障害の指標となりうることが示された。
(分担)病理組織データ解析。