田口(袴田)理恵、鈴木順一、板垣早苗、木谷誠一、上原譽志夫、豊岡照彦
(内容)医療系学生の臨床実習前に、抗結核免疫能の保有状況を把握することは重要であり、臨床実習前のツベルクリン反応検査は東京都の保健事業ともなっていた。一方、体質の免疫学的偏りから、アトピー性皮膚炎罹患者ではツ反反応性の減弱が予測されるため、健常学生とツ反結果を比較検討した。結果、アトピー性皮膚炎罹患学生ではBCG接種歴、ステロイド軟こう使用状況に関わらず、ツ反反応性が現弱していることを示し、BCG追加接種や実習時の健康管理について配慮が必要であることを明らかにした。
(分担)対象者のリクルート、検査の実施、データの解析、論文作成。