Numabe A, Ara N, Hakamada-Taguchi R, Suzuki N, Hirawa N, Kawabata Y, Negoro T, Nagata T, Goto A, Toyo-oka T, Fujita T, Uehara Y
(内容)認知機能保持のためには血管の保護が重要であると考えられるが、血圧以外の機序が認知機能にどのように寄与するかは明らかになっていない。そこで正常血圧に保ちながら血管障害を惹起したラットに抗血小板薬を投与し、その効果を調べたところ、抗血小板治療により認知機能が維持され、これは血管保護作用と海馬の神経細胞保護作用を介すると考えられた。したがって、認知機能保持のためには、血小板凝集を抑制する予防的介入が有効である可能性が示された。
(分担)病理組織データ解析。