田口(袴田)理恵、申偉秀、今村明日香、永原幸、長谷川佐和子、鈴木順一、豊岡照彦、新家眞、上原譽志夫
(内容)高血圧の発症予防には若年期からの予防的介入が重要であるが、若年期におけるハイリスク者の抽出方法や効果判定のための指標はなく、学校保健活動上の大きな課題となっている。我々は高血圧の家族歴が強い若年者において、血圧決定に重要な抵抗血管領域での血行動態に血管障害性の変化が認められることを見出した。また、網膜循環は非侵襲的に正確な測定が可能であることから、血管障害の進んでいない若年者の生活習慣改善指標として利用可能性が高いと考えられた。
(分担)対象者のリクルート、血圧測定、データ解析、論文作成。