申偉秀、田口理恵、板垣早苗、井口涼子、渡邊朋子、村田逸美、鈴木順一、佐々木司、上原譽志夫、豊岡照彦
(内容)人事院規則に基づく職員健診では、糖尿病スクリーニングは血糖値で行うこととなっているが、健診実施においては課題が多い。本調査におけて、随時血糖の境界域では擬陽性が多く、午前午後に亘って健診を行った場合、事前周知にもかかわらず、空腹時の採血が可能であったのは40%未満であった。HbA1cは耐糖能の指標として信頼性が高く、糖負荷試験を受ける擬陽性者を削減させられた為、負荷試験のコスト、受検者の負担を考え合わせると、糖尿病スクリーニング指標として考慮すべきと考えられた。
(分担)健診の実施、データ収集。