田口(袴田)理恵、上原譽志夫、豊岡照彦
(内容)認知症予防のためには、中年期以前からの対策が重要であるが、介入のための指標は充分検討されていない。骨密度の低下は骨粗しょう症、骨折を介して認知機能低下のリスクファクターとなることが知られている。我々は、加えて軽度の骨密度低下がすでに認知機能低下の指標となりうるか検討した。結果、中年期女性において、低骨密度と認知機能の軽度低下、さらに認知症の病前性格に一致する性格因子との関連性が示され、中年期からの予防的介入の必要性を示唆した。
(分担)対象者のリクルート、検査の実施、データの解析、論文作成。