井口涼子、田口理恵、申偉秀、上原譽志夫、豊岡照彦
(内容)我が国に来日する多くの留学生出身国では杉花粉症を初めとするアレルギー疾患の罹患頻度は低い。そのため、来日後アレルギー症状に苦しみながらも、診断治療につながるまで時間を要するケースに多く遭遇する。このため、アレルギー性疾患を抱える留学生の実態について調査を行った。その結果、来日後にアレルギー性疾患を発症する者も少なからず認められ、来日から発症する迄には、平均2年程度の期間があることが明らかになった。この間に過敏性が高まる何らかの影響を受けていると考えられた。
(分担)研究・論文作成指導。