Kato T, Hakamada R, Yamane H, Nariuchi H
(内容)基礎研究の手技とプロセスを学び、看護学研究能力の向上のために行った研究。免疫系の調整には、細胞性免疫反応を惹起する炎症誘導性ヘルパー・タイプ1T細胞(Th1)と液性免疫を誘導し抗体産生を促すTh2細胞が大きな役割を果たしていることが知られている。この内Th1細胞の活性化に重要なサイトカインであるIL-12の産生機序について解析を行った。結果、Th1上のCD40L分子とマクロファージ上のCD40分子が結合することによって、マクロファージからのIL-12産生が誘導され、これがTh1細胞の活性化を促進することを明らかにした。
(分担)IL-12の測定、Th1上のCD40L発現機序の解析などを担当。