Oda M, Hakamada R, Ono K, Higurashi M
(内容)ダウン症児は易感染性を有すと報告されており、施設や学校などの集団生活での健康管理上、特に問題となる麻疹等の感染症に対する免疫機能について検討した。その結果ダウン症児は,風疹,百日咳に対する抗体は良く保持されているのに対し,ムンプスや麻疹に対する抗体保有率が低く、CD4細胞の保有率が低いことが示され、ダウン症児に特有な抗体異常があることを示唆された。ダウン症児の集団生活における感染症対策について充分な配慮の必要性を示唆した。
(分担)抗体価測定、リンパ球サブセット解析の実施。データ解析。