「医療事故被害者の語り」DVD視聴とグループ討議を用いた医療安全研修プログラムの効果を、職6ヶ月の看護師を対象として検討した。
DVDで語る当該被害者や医療事故被害者一般、安全に対する態度が、研修前後において、肯定的に変化した。倫理性認知が高い者は研修後に当該被害者の印象が高まるのに対して、低い者は研修後の印象が高まりにくかった。集団防衛意識が低い者は研修後に態度の認知的側面が高まるのに対して、集団防衛意識が高い者は研修後に低下した。また、集団防衛意識が低い者は高い者に比べて態度の感情的側面が研修前から高く、研修後にさらに高まった。
共同発表者:○中原るり子、山内桂子、河野哲也
本人担当部分:研究計画、分析、評価、抄録作成、発表