リスクマネジメントの立場から,平成18年度のA病院における内服与薬忘れ(以下無投薬とする)に関する事故報告は221件(40.0%)で,その内新卒看護師(新卒者)によるものは67件(12.1%)であった.その原因は,多重業務や与薬作業の中断(36.9%),情報収集の不足や確認不足(60.8%)であった.そこで新卒者の無投薬事故防止を目指したキャンペーンを実施し,その効果を検討した.新卒者の内服与薬忘れを低減するために,周囲が与薬を促すよう声をかけたり,多重業務を防ぐよう配慮することの効果が示唆された.
共同発表者:○伊東未代、小堂弘子、兼子あゆみ、中原るり子、竹内千恵子
本人担当部分:分析指導、発表資料の作成指導、発表指導