リスクマネジメントの立場から,看護学生の認知的エラーに影響を与える生活管理を特定するために,本稿ではまず予備的研究として3つの実用的な生活上の管理の効果を検討した.すなわち,3週間の時間管理と感情管理と外的記憶補助(メモ)である.予備的研究の目的はこれらの方略の使用を通して,看護学生の認知的エラーを低減する効果について検討しようとするものである.
認知的エラーの対処法略を明らかにするために看護学生(7名)を対象に予備実験を実施した結果,時間管理や外的記憶補助は認知的エラーを低減する効果が高いことが示唆された.
共同発表者:○中原るり子、小玉正博
本人担当部分:研究計画、実施、分析、評価、発表資料の作成、発表