エラー管理訓練の動向と課題（総説）

「医療の質・安全学会誌」 3(1),pp.23～28

リスクマネジメント・安全教育の立場から，国内外の論文についてPubMedを中心にレビューし，安全教育の課題を検討した．そこで明らかになったことは３の総説で述べたことに加えて，①リスクマネジメントに対する学習方法は，体験型の学習が再評価されていること．②エラーを経験しない学習よりエラーを経験した学習のほうが，効果が高いこと．③これまでは実態把握型の研究多く関係探索型の研究は少ないこと．④これまでの研究ではその訓練方法についてあまり検討されなかったことなどを明らかにした．
著者：中原るり子