安全教育の立場から,医療安全における人材育成の立場から,看護学生の与薬エラーに及ぼす時間圧力と自己効力感さらに学年差の影響を看護学生明らかにした.
60名の看護学生を時間圧力の有無,自己効力感の高低,そして学年の高低によって2群に分け,3要因の分散分析を実施した.課題はエラーを誘発しやすい複雑な注射課題が用いられた.実験の結果,時間圧力はエラーの正確な知覚を阻害し,エラーの過小評価を助長すること,低学年における低自己効力感者は正確なエラー知覚が阻害されやすくエラーの過小評価が生じやすい.聞き返す行動が多いほどエラー行動は減少することが明らかになった.
共著者:中原るり子、小玉正博
本人担当部分:研究計画・実施・評価・論文の執筆