看護サービス管理の立場から,予約制導入後の公立A病院(約500床)の待ち時間の実態調査とクレーム分析を実施し,看護管理の立場から予約制を活用した患者と予約外の患者の待ち時間の原因と対策についての考察した.
その結果,不当に長い待ち時間には「不適切な診療予約制の運用」と「与薬外患者の存在」が影響を及ぼしている可能性が示唆された.そして7つの改善策を提言した.すなわち
①予約時間枠の見直し,②適切な与薬患者数の設定,③呼びいれ方法の改善,④予約外患者の待ち時間の表示,⑤診療中断に関する情報提供,⑥待合室の環境整備,⑦職員の接遇の向上であった.
共著者:大友康代、中原るり子
本人担当部分:研究指導、評価、論文指導