体育科の初等教科教育法の模擬授業15回の授業時間配分を期間記録法によって分析した結果、模擬授業の授業配分の特徴が明らかになった。教師の説明や演示である「I;学習指導」は、平均32.4%となり、理想とされる20%を大きく上回った。また、50~60%を理想とする「A2運動学習」の平均は41.2%となり、学習の主活動の時間配分がふそくしていることが明らかになった。このことから、小学校体育科の模擬授業の課題は、十分な運動の学習時間を保証すること、学習指導は要点を抑えることが大きな要点であるということが明らかになった。