保育士養成課程における「自然体験活動」に期待する効果

共立女子大学家政学部紀要代第55号

◯足立美和　石沢順子　小笠原大輔
保育者養成課程における野外の学外演習の学習効果を、そのねらい及び野外教育の目的と体育科教育の形成的授業評価、また、自由記述を元に、保育者の資質の向上に関わる活動となりうるか検討することとした。その結果、自然に対する知識が増え興味･意欲を喚起したが、あそびの技術には有効な効果は見られなかった。このことからあそびの技術や保育活動指導に関しての学びには至らなかったが、学生自身の自然体験活動の機会となり、今後の保育・幼児教育を学んでいく上で貴重な経験になったということが明らかになった。