日本人2型糖尿病患者の食品群別にみた食事摂取状況の実態を明らかにする目的で、糖尿病データマネジメント研究会 (JDDM) に参加する全国23施設のうち、2014年10月から2015年10月に食物摂取頻度調査に回答した外来2型糖尿病患者729名を対象として解析を行った。その結果、近年の日本人2型糖尿病患者の食事摂取状況は欧米諸国と比較すると低脂質であり、肉類摂取量は少なく、魚介類摂取量は多いが、日本人の時代的変化としては脂質E%や肉類摂取量の増加、魚介類摂取量の減少が見られた。この結果より、時代や年齢応じて、食品群別摂取量を考慮した柔軟な栄養指導の必要性が推察された。
担当部分:研究方法の選定、研究背景文献の抽出および整理
共同発表者:鶴田恵、堀川千嘉、藤原和哉、平安座依子、由澤咲子、五十嵐理沙、治田麻理子、伊部陽子、平澤玲子、前川聡、曽根博仁