歯科専門口腔機能リハビリテーション病院の65歳以上の外来および在宅訪問患者を対象として摂食嚥下機能と栄養評価ならびに栄養摂取状況の関連について検討した。本研究の結果より、摂食嚥下機能障害の中でも誤嚥の有無が栄養状態と関連することが示され、またこの要因には嚥下機能に合わせた食形態の違いが関連していることが示唆された。摂食嚥下機能障害患者の低栄養を予防し、また摂食嚥下リハビリテーションの効果を高めるための栄養指導として、食形態の調整に加え積極的な栄養補強のための栄養補助食品等の追加が必要であると考えられる。
担当部分:研究設計、データ収集および分析、報告まとめ、学会発表
共同発表者:平澤玲子、上田名緒、清塚圭、後藤悠、五味和佳奈、佐々木郁、竹内果穂、根本珠花、三科充葉子、宮崎遥、横打倫子、尾関麻衣子、菊谷武