摂食嚥下リハビリテーションを専門とする歯科医療機関を外来受診した65歳以上の初診患者151名について、舌圧と栄養状態との関連を検討した。結果として、舌圧の低下に伴いMNA-SFのスコアも段階的に低くなるという容量反応関係を認め、これは性別や年齢,機能歯数などから独立した関連であった。歯科診療において,患者の舌圧の経時的な変化を観察し,低栄養のリスクを早期に推測することが重要であると考えられる。
担当部分:解析結果の解釈、論文の検討
共著者:尾関麻衣子, 遠又靖丈, 平澤玲子, 高橋賢晃, 戸原雄, 古屋裕康, 仲澤裕次郎, 田中公美, 加藤陽子, 市川陽子, 田村文誉, 菊谷武