Should “-reru” honorifics be taught or not to be taught in Japanese language education?

（口頭発表）（英語）（査読付き）

Practicing Japan – 35 years of Japanese Studies in Poznań and Kraków” 2022年3月 the Department of Japanology, Adam Mickiewicz University, Poznań and the Department of Japanology and Sinology, Jagiellonian University in Kraków.   Poland

本発表は、ポーランドのヤギェロン大学・アダムミツキェビッチ大学日本学科設立35周年記念学会において
英語で行った。学習者にとって困難とされる敬語の指導において、「られる」の形をとる尊敬語（ここでは「レル敬語」と呼ぶ）をどのように扱うか、指導すべきか否かも含めて、再考を提案することを目的とした。
　「レル敬語」の使用指針を反映した例として、民放の皇室広報番組における使用、及び秘書検定指導書の会話例を紹介した。また国立国語研究所の「現代日本語書き言葉均衡コーパス 中納言版」の用例を検討した結果、
「レル敬語」の使用には、相手や場面だけではなく、目的語である扱う事物の日常性も関わる可能性があることを示した。