大学高学年の長期海外インターンシップがキャリア発達へ与える影響 -オンラインPAC分析による北米アカデミック・インターンシップ経験学生の事例研究-
PAC分析学会「PAC分析研究」
第5巻
長期海外インターンシップの高学年参加学生のキャリア発達の変容について検討を行った。学生は日本の大学の授業や課外活動で培ったグローバル人材要素の能力と態度を3年次秋学期の海外インターンシップで発展させ、Worker/労働者になった。更に海外の上司からのフィードバックにより自己効力感を得て、海外志向のキャリアの焦点化と未来を展望していた。しかし帰国後は喪失の中で日本の就職活動におけるコミュニケーションを学ぶところから始まり就職内定を得るまで時間を要した。