その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 中島 早苗
氏名(カナ) ナカジマ サナエ
氏名(英語) Nakajima Sanae
所属 短大 文科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

翻訳書、学会発表、講演、作品等の名称

女子大学生の生活リズムの主観的評価と運動習慣及び食生活との関連

単・共の別

共著

発行又は発表の年月

2017/05

その他の分類

学会発表

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

第71回日本栄養・食糧学会大会
大久保美音、大森茜、趙秋華、長岡樹、中島早苗、古泉佳代

概要

【目的】一般大学生は、自己評価で生活が不規則であると回答する者は食生活にも問題があると回答する者が多いと報告されている。そこで本研究では、生活リズムの主観的評価と運動習慣及び食生活との関連を調査し、大学生女子アスリートの生活リズムの主観的評価と食生活の関連を検討した。【方法】質問紙調査は2016年6月に実施した。対象者は東京都近郊の女子体育大学に通う70名(新体操部33名、陸上競技部37名)及び、女子大学に通う185名(健康スポーツ実習受講者)とした。質問項目は、運動習慣の有無、生活リズムの主観的評価、食習慣スコア(内野ら2006)、体型、食事量の比率とした。食事量の比率については、1日の食事(朝食・昼食・夕食・間食)を10とした場合に各食事量の割合を主観で回答してもらった(以下食事量比率と示す)。生活リズムの主観的評価の質問から4群に群分けし検討した。すなわち、女子体育大学運動部に所属し、生活リズムの評価が高い者を「運動規則群(n=46 )」とし、低い者を「運動不規則群(n=24)」とした。女子大学生で生活リズムの評価が高い者を「非運動規則群(n=81)」とし、低い者を「非運動不規則群(n=104)」とした。4群間の差は一元配置分散分析及び多重比較を用いて検討した。有意確率は5%未満とした。【結果】運動規則群はBMIが19.3±1.4で、非運動規則群及び非運動不規則群より有意に低かった(p<0.05)。さらに運動規則群の食習慣スコアは、主食2.1±0.9点、主菜1.4±0.4点、副菜1.3±0.7点であり、非運動規則群より有意に低かった(p<0.05)。運動規則群の食事量比率は非運動不規則群と比べ、朝食は27.8±7.4%で有意に多く、夕食は29.2±8.4%で有意に少なく、間食は10.2±6.9%で有意に少なかった(p<0.05)。【結論】大学生女子アスリートで生活リズムの主観的評価が高い者は朝食の食事量比率が多く、食生活の中でも食事のタイミングと量を重視する傾向があることが示唆された。