「ゴッホとフラクタル幾何学」
1999年度 形の文化会 大会 (於 慶応大学三田)
本発表は、ファン・ゴッホによるサン・レミ時代の作品を中心に取り上げ、その造形表現におけるフラクタル性について考察したものである。ゴッホ特有のうねるようなブラッシュストロークとフラクタル幾何学の自己相似性とを比較・検証することによって、その作品性を評価する方法論としてフラクタル理論の有意義性を説いた。