「印象派絵画に見るフラクタル幾何学」
日本デザイン学会・デザイン学研究 136号
本論文では、印象派絵画とフラクタル幾何学との関わりを検証し、印象派絵画のフラクタル性を明らかにした。フラクタル幾何学が自然界の形体を定量化できるということを踏まえ、自然観察を主眼とし、自然の形体や色彩、自然光を反映した印象派絵画がフラクタル理論の特性を持ち合わせていることを具体的な作品事例を通して明らかにし、新しい解釈を提示した。pp.11-18