「Fractal Aesthetics Applied to Art」
共立女子短期大学 生活科学科紀要 第44号 pp.81-90
本論文では、フラクタル幾何学の視座から、芸術作品における造形性とフラクタル理論の概念との関わりを考察したものである。フラクタル理論によって、形体に対する見方を再考しなければならない必要性を説いた上で、自然界の形体と芸術作品における造形性との関連性を探った。また、フラクタル幾何学の概念を応用することによって、美術やデザインの造形行為に対して、新しい解釈を提示し、分析・評価のあらたな指標となりえることを示唆した。pp.81-90