共立女子大学の教職に関する科目「教職入門」(半期,1・2年次開講)は,履修生が教職に関する幅広い知識・情報を得ることと,教職のやり甲斐や責任・苦労を理解することを目的とした。そのため知識・情報の伝達を行うのみならず,視聴覚教材を用いて教育現場の実情をリアルに伝えることを心がけていた。視聴後はグループ,および全体でシェアリング・ディスカッションを行い,小レポートをまとめる形式とした。教育活動に全力で取り組む教師のドキュメンタリーは,学生に強い印象を与えており,学校現場の現状を理解したうえで頑張ろうという意欲の高まりにつながっていると思われる。