日本精神衛生学会第28回大会(於東京農工大学)の発表内容がまとめられている。社会心理特性がファッション嗜好性・ファッション観に与える影響について検討し,ポスター発表を行った。日本と中国の青年期女子を対象として調査を行い,データを分析したところ,日本人も中国人も他者の評価を意識する人ほど有意にファッションの流行を重視する傾向があり,周囲と同調しようとする人ほど有意にファッションの常識を重視することがわかった。だが,中国人では自己尊重の意識が強まるほど有意に流行を重視するが,日本人には同様の傾向はなかった。共同発表者:関 沙織・安藤嘉奈子。