ジャポニスムのイメージから発想するパーティスタイル―社会課題解決と産業の活性化へ向けての提案―

服飾学研究

Vol.3,

No.2

最先端の草木染め技術を用い、アパレル産業や地域産業など多様な分野の協力を得ることで象徴的な作品の制作を目的とした。作品は、ジャポニスムからインスピレーションを受け、若い女性がグローバルに活躍することを想像し、オケージョン対応のパーティーに映えるスタイルを目指した。また、デザインの表現には加賀友禅作家などの協力から、日本の伝統技術と文化を取り入れた。研究成果はファッションショーという形で提案し、学生やファッション業界関係者からは良好な評価を得ることができた。以上のようなアパレル産業、地域産業といった多様な分野が協力して取り組むことで、社会課題を解決する糸口になることが明らかとなった。宮武恵子　増田貴史　杉山歩　髙橋由子　田中淑江