2019 年、共立女子大学・共立女子短期大学と宮城県本吉郡南三陸町は、連携協定を締結した。南三陸町には歌津中学校、志津川中学校の 2 つの中学校がある。2020 ~ 2024 年度の 5年間、これら中学校の 1 年生の生徒と本学食物栄養学科 4 年生、調理学研究室にて「卒業演習」(卒演)を履修した学生の連携授業「地域食資源を活用した課題解決型学習」を行った。南三陸町は 2011 年の東日本大震災で大きな被害を受けた。震災後、少しずつ現地の特産品であるホヤの養殖が再開されたが、原発事故の海洋汚染を疑われ、震災前大消費地であった韓国への輸出制限がかかり、大量のホヤが廃棄されることになった。なるべく廃棄せずに国内で消費できるようにするには、ホヤの魅力を知ってもらい、美味しいホヤ料理レシピを開発して全国に広めることが重要である。そこで南三陸町の歌津中学校の技術・家庭科の授業において、地域の食資源を活用した課題解決型学習として、ホヤの現状また地域食材について学び、ホヤ、地域食材を使ったレシピを考案、「1 日レストラン」を開催し地元の方々に提供することになった。本学学生もこの取り組みに加わり、中学生と共に地域食材の調査研究、中学生のメニュー考案や「1日レストラン」のサポートを行った。2020 ~2023 年度は歌津中学校と連携しホヤを中心に、2023 ~ 2024 年度は志津川中学校と連携し、志津川で有名なタコや南三陸町の食材をメインにレシピ開発を行った。こちらの取り組み、アンケート調査をとりまとめ本学紀要にその内容を報告した。