木下伊規子、佐々木舞、田村朝子
学齢期の食生活に及ぼす影響を調査し、学校給食に対する意識の変化を察するために、知多地方教育事務協議会発行の「知多地方における児童・生徒の栄養摂取状況」を基に、1972年度から1999年度にかけての学校給食のある日とない日の栄養摂取状況の違い、学校給食に対する意識について詳細に分析、検討した。1日の摂取エネルギー、タンパク質摂取量は、児童、生徒ともに給食のある日では所要量を充足していたが、生徒は給食のない日では所要量を下回っていた。給食に対する意識については、「給食は楽しみですか」の質問に対し、1988年から1998年にかけて概ね85%以上の児童・生徒が「楽しみである」と回答していた。