尿中3-methylhistidine排泄量に及ぼす食事と運動負荷の影響
第53回日本栄養・食糧学会
木下伊規子、田村明、加藤達雄3-methy1histidine(3-MH)とその同族体を含む肉類摂取や骨格筋の分解が促進される運動負荷が、尿中3-MHは排泄量にどの程度影響を及ぼすかを検討した。対象者は健常女子学生で、実験期間中は除肉食とした。肉類摂取後の尿中排泄量は、3-MH、尿素、クレアチニンとも肉類摂取後のような有意な変化は認められなかった。以上のことより、3-MH、UN排泄量には食餌因子が影響を及ぼすことと、運動の種類(内容)が影響を与える可能性が示唆された。